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愛​す​る​海​沿​い​の​町​よ​り

from 夢​も​嘘​も​死​ね​ば​思​い​出 by お母さん

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lyrics

潮風、海沿い、原付は遅い
汗ばむメットが気持ち悪い
日に日に時は加速して
地道に生きても終わりを迎え
できちゃった婚をしたあいつらは
その年別れたらしい
ヤクザの女に手を出したあいつは
手切れ金の前で全裸の写真を撮られたらしい
久しぶり、ってラインが入ってきたあいつは
ネズミ講で赤字らしい
手首の傷が増えたあいつの笑顔が減って
去年上京したあいつが自殺した
潮風、海沿い、原付は遅い
汗ばむメットが気持ち悪い
日に日に時は加速して
地道に生きても終わりを迎え
乳母車老婆「こんにちは」
ここはまるでみんな親戚のようだ
何かしら繋がり
助け合いが大事
笑顔剥いだ化け物の顔は誰も見ない
私が何をするかも知らないくせに
赤信号がやけに長い
最後のゴール手前がなによりも辛い
「これ持ってって」
土の付いた野菜を渡される
笑顔で私は受け取る
家に帰ることはないのに
ほんの少しの罪悪感は
汗ばむ背中に張り付くTシャツの不快感に負ける
私が私で良かったと思えた
潮風、海沿い、原付は遅い
汗ばむメットが気持ち悪い
日に日に時は加速して
地道に生きても終わりを迎え
シャッターが目立つ通りを抜ける
昔は色々なお店があったらしい
真新しいものは無くなり
蜘蛛の巣のカーテンのガラスの電気屋
いつのかも分からないエアコンと扇風機
昔は色々なお店があったらしい
真新しい物は無くなり
見たことも無いドレスを店先に飾る服屋
ドアの前で井戸端会議、入る事は出来ないらしい
愛らしい赤子、ベビーカーに向けて手を振る
会話なんてあってないようなもんで
自己満足のアウトプット
途切れ途切れの記憶曖昧に
毎回に同じ事の繰り返しに
飽くなき、死ぬまで同じ
燦々と降り注ぐ太陽に愛情に似た何かを感じるような
そんなようにいつかなれたらよかったな
潮風、海沿い、原付は遅い
汗ばむメットを脱ぎ捨てて
日に日に時は加速して
地道に生きても終わりを迎え
夕暮れ、カラスの鳴き声、トラックの音
砂浜に原付を乗り捨てて
歩く歩く
途方もなく
私は私に嘘がつけない
大好きな街も
大好きな人も
大好きなあれもこれもどれも
何もかもが大好きだったもの

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