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夢​も​嘘​も​死​ん​だ​跡​の​残​骸

from 夢​も​嘘​も​死​ね​ば​思​い​出 by お母さん

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lyrics

夢から飛び降りて
鉄塔がお腹を貫いて
皮膚を破いて
骨を砕いて
空が見えた

伸びる電線が臓物のようで
色鮮やかな国旗でも飾ったらどうでしょうか
くだらない
引き千切れた端々でショートして飛び散る火花に

今日は花火大会

心無い言葉を手向けた

痛みなく悲劇を装うヒロインの目には涙
髪が濡れた
雨が覚めた夢の中
荒れた肌の隙間からは
覗く闇と痛みが
絞首台、嘘が立って独り泣いていた
「全部、全部、本当にしてあげるからね」
開く床に軋むロープ
祈る為の手も亡くした

カラスが食い散らかした生ゴミ
そこに混ざるヒロインと思い出の残骸
夢も嘘も死んだら誰かのゴミとなった

朝焼けが染めたのは
とうとう悪い癖が治ることのなかった
笑顔の人々の喧噪
町にはいつまでも同じ時を刻ませた
誰かがそっと、置手紙ひとつ残して去った
名も知らぬ誰かの映画が美しく見えた
嘘に取り憑かれ疲れ果てたのは
生場所も亡くしてしまった
自我も蛾も分からなくなってしまった

わたしだった

勝手にすがった
顔も名前も忘れてしまった誰かの
道標だけが頼りだった

いつか見た朝焼けは
来るはずのない電車の駅のホームを
透き通る絵画のように切り取った
夢の中でも
嘘の話でも
顔も名前も忘れたあなたが
そっと手を差し出してくれた
来るはずの無かった電車に乗って
ゆっくりと揺られている

どうか
ぎゅっと
手を握っていて

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